2022/06/14 22:53
前回に続きサイレント映画ネタ。
先日ずっとみたいと思っていた "IT"を
やっとYoutubeで見ました!1927年クララ・ボウ主演の作品ですてま

デパートの販売員として働く
ベティ(クララ・ボウ)と
父の後継として新社長に就任した
サイラスとの間で繰り広げられる
恋愛コメディー。
現代でも使われる
it girl イットガール
という言葉は
この映画が語源なんですって。
もともとは
世間を賑わすセクシーで
魅力的な女性、
というような意味らしいです。
今はファッションアイコン的な
人に使われるイメージでしょうか?
言葉のとおり
劇中でのクララ・ボウは
とってもチャーミング♡
冒頭でのレース襟の
ワンピース姿もかわいくて
つけ襟ファッションの
お手本になります。

当時のデパートはこんな感じだったのね、
と、なかなか興味深かったです。

ストッキング売り場かな?

素敵な靴もちらりと映っていました。

ちなみにはっきりと
わかりませんでしたが
クララ・ボウは
ランジェリー売り場の
売り子さんという
設定のようです。
売り子さん達がまたステキ✨
余談ですが、
わたくしかれこれ20年ほど前
ランジェリーデザイナーを
志していたことがあり
いつか靴×ランジェリーのお店を
やるのが夢だったのです。
当時下着ブランドと言ったら
ワ◯ールとかト◯ンプくらい
しかもそれが全然お洒落じゃなくて😞
ドキドキしながらデパートの
インポートランジェリー売り場を
みるのがすごく好きだったんです。
このシーンではふと
そんなことを思い出しました。
(ちなみにエロいやつじゃなくて
お洒落なやつですよ😅)
ただ高級レースをつかった
インポートランジェリーって
ショーツとブラジャー数万円の世界。
いつも目の保養で終わってしまいましたが
いつかインポートのような
洗練されたランジェリーブランドを
やりたいと思うようになりました。
ちなみに当時憧れていた
ランジェリーブランドは
Chantal Thomass
(シャンタルトーマス)
フランスのブランドで
今もセレブに人気ですね。
当時からボブスタイルのモデルを
アイコンとしていて
20sからインスピレーションを
受けているようです。
20代の私にとっては
ちょっぴりアヴァンギャルドで
大人な雰囲気に憧れました。
それともうひとつは
PRINCESS TAM.TAM
(プリンセスタムタム)
こちらはガーリー味強めで
”the パリジェンヌ”
の世界観が当時の私のツボでした。
実は今はあのファーストリテイリングの
傘下にはいっているらしいです。。。
恐るべし大企業の資本力。
そしてもう一つは日本のブランド
KID BLUE です。
国内ブランドとは思えない
洗練されたデザインに
当時はときめいたものです。
パジャマやルームウェアもかわいくて、
お店に足を運ぶたびに
ときめきがとまりませんでした。
その当時会社員をしながら
ランジェリーデザインの学校に通いましたが
そこでお世話になった講師の先生が
KID BLUE でお仕事をされている
デザイナーさんとパタンナーさんでした。
短期間でしたがパターン、製作まで学び
大変でしたがとっても楽しい学びの場でした。
皮肉にも卒業と同時に
ファストファッションブームが到来し
レーシーで繊細な海外ランジェリーが
激安で流通するようになったり
ユニクロや無印良品あたりが
楽ちんノンワイヤーや
機能性重視の安価なインナーに
力をいれはじめた影響で
国内下着メーカーがどんどん縮小・
廃業していってしまったのです🥲
そんな状況下でランジェリーデザイナーへの想いは
だんだんフェードアウトしちゃいましたが
靴のほうは何とかかたちにすることができました。
ちなみに去年、緊急事態宣言で
あまりにも暇だったこともあり
パタンナーのyukaさんと一緒に
Victorianのコルセットを
つくったりしておりました。
今思えば、当時もコルセットに興味があって
コルセット風のキャミソールを
デザインして制作していましたね。



↑手前がわたし、右奥はYukaさん作
コルセット制作は本当に楽しくて
一旦始めると没頭しすぎてしまい
色々と日常生活に支障がでるので
2作品目は去年から途中で止まってます (-。-;
またその時がきましたら
レポートさせていただきますね。
・・・と、ランジェリーの話題から
だいぶ話が脱線してしまいました💧
話は戻りまして
こちらのITはYoutubeで見られますので
興味があれば。
リンク貼っておきます!
↓
クララ・ボウのような
レース襟ファッションが叶う
アンティーク・vintageの
つけ襟はいかがですか?