2022/05/18 00:27

こんばんは。

なんだかここ数日は朝晩冷えますね。
しまい込んだ裏起毛のトレーナーがまた復活しています。


さて、
本来であれば張り切って
新作のご紹介をしたかったところなのですが
実はサンプルの時点で
いくつか課題がありまして
一旦商品化は
見送ることにしました😢
そんなことでタイトルを
”幻の?"とさせていただきました。

個人的にはとても気に入っているので
サンプルの紹介だけでも
させていただきたいと思います。


それがこちら✨ ↓
WHITE CANVASのダブルストラップパンプスです。
実際のアンティークの靴のイメージにも
限りなく近い雰囲気に仕上がったと思います。
ボタンも当時のものと同じタイプの
アンティークを使用しています。




実は前回の銀座のオーダー会でも
出来立てほやほやを
お披露目させていただきました。

(職人さんに無理を言って
なんとかギリギリ前日に
納品してもらったのです😅)

Instagramでもちらりとアップしたので
もしかすると気に留めていただいた方も
いらっしゃるかもしれませんね。





アンティークで時々見かける
白いキャンバス製のヒール靴は
ずっと以前からつくってみたい
アイテムのひとつでした。
クラシカルなフォルムと
カジュアルな素材との
掛け合わせが新鮮で
すごくおしゃれだと思いませんか。


私が調べた限り、
この手の白キャンバスの
ストラップデザインは
1915〜1925年のカタログで
いくつか見つけることができました。

ブーツやレースアップタイプの
キャンバス地はもう少し以前から
存在していたようですが
ストラップのタイプは定かではありません。
その辺り詳しい方
是非情報シェアしてくださいませ!




1915 catalogue of the charles william stores 





1921 Phollipsborn's catalogue  (SRC: ARTDECO Bouleverd )





1925 catalogue of hamilton garment co




着用した写真を色々探したのですが
この時代の写真はそもそも白黒で
素材までの判別がつかず
これだ!と確信のあるものが
みつからないのですが。。。



おそらく上流階級の淑女の
軽装にあわせて履かれていたのでは
と想像されますので
左の女性のパンプスは
キャンバス地の可能性は
あり得そうな気がします。






あとは当時のテニスシューズや
ゴルフシューズなども
キャンバス地のものが
メジャーなのですが
完全にフラットな
運動靴仕様になってしまうようです・・・
もう少し調べてみたいと思います。

つづく。