2021/10/25 12:57


こんにちは。
ここのところすっかり冷え込んできましたね。
先日からフリースデビューしてしまいました!

さてさて、ちょっぴり久々になってしまいましたが
先週はバタバタでしばらく放置してあった
仕入れアイテムなどを整理していましたら
実はちょっとした発見がありましたよ。

何かというと、
前回パリのファッション紙面の中の
興味深いネックウェアのことを
書いたのですが・・・

その数日後、
整理していたアイテムの中から発見したのです。




後ろの立ち襟からレースがひらりと
垂れ下がっている、
まさにあのメディチカラーの
デザインではありませんか 
∑(゚Д゚)


⬇︎

Paris mode journal professionnel des contrés 1914-05

SRC: Gallica








本当にたまたまの偶然の発見だったので
一人で興奮してしまいました!


で、早速着てみました。

もっと”ざます系”になるかとおもいましたが
着てみると思ったより地味めでした。



ちなみにうしろ襟の構造はこんな感じ。
立ち襟には波型ワイヤーが3本入っています。




時々みかけるこのcollar stayとよばれる波型ワイヤー。
20世紀初頭頃からレースや薄い綿ローン等の
ネックウェアによくつかわれいたようです。



ちなみに下についている
ベロアのリボンテープが謎なんです・・・
リボンの先にホックがついていて輪になるのですが
長さ的に首にちょうど巻きつくので
チョーカー風にして着るデザイン?だったのかなあ。



これを巻くことで襟の立ち上がりも
より綺麗にキープもできるので
そういう意味もあったのかもしれません。
誰かご存知でしたら教えてください。



ちなみにフロントはこんな感じです。



前はわりとシンプル。
好みのシルエットです。
このブラウスは今後の参考にしたく
当面my collectionとさせていただきます。


16世紀後半から流行したという
メディチカラー。
現代でもまた流行るかしら??



 Portrait of Maria de’ Medici, 1606-1607. Bilbao: Bilbao Fine Arts Museum, 84/86. Source: Wikimedia