2021/08/24 00:29
1880年代政府の欧化政策のもと
鹿鳴館には豪華なバッスルドレスで着飾った
上流階級の女性たちが集いました。
豪華な装いが目をひきますが
彼女たちはどんな靴を
履いていたのでしょうか。。。
楊洲周延『貴顕舞踏の略図』
当時の錦絵や洋装夫人の
ポートレートなどは
残されていますが
残念ながらその足元は
ドレスの裾に隠れて
はっきりと確認できる
ものがなかなかありません・・・
ですが、以下のとおり
日本靴卸団体連合会のwebによれば
鹿鳴館時代には西洋と同じく
ボタンブーツが履かれていたのは
確かなようですね。
SRC: 日本靴卸団体連合会webより拝借
http://www.shoes.gr.jp/mame/mamemame/history_chronology.html
また、他にもいくつか
当時の女性靴について
書かれた記事や資料も。
>明治時代にはハトメ、またはボタンが
>片側に11個もついた3cmくらいの
>積みあげヒールのブーツが用いられました
SRC: BLOG「日本古靴資料館」より引用
https://blog.goo.ne.jp/japan_vintage_shoes
SRC: 国会図書館デジタルコレクション
東京風俗志.上,中,下巻 /
平出鏗二郎著 東京 : 富山房, 1899-1902【382.136-H479t】
↑
1899年東京風俗史より。
当時の靴について書かれた頁
画像少しわかりにくいですが
右上とその隣に ”ぼたんがけ”
とありますね。
↓
ということで
バッスルドレスに隠れた
足元もしっかり洋靴を取り入れていた
らしい。。。
ということは間違えなさそうです。
以上、今日はここまで。
ではまた〜
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ボタンは本物のアンティークを使用・
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