2020/07/14 23:59


前回に引き続き
ボタンブーツのお話を少し。

そもそも私がボタンブーツの存在を
知ったのはビクトリアンファッションに
興味をもった頃でした。

当時のファッションについて調べる中で
とある海外のアンティークディーラーさんの
サイトに載っていた1枚のボタンブーツの写真に
目が止まり、その佇まいにときめいてしまいました。

こんなボタンブーツ履きたい✨
とレディースのボタンブーツを
調べあさりましたが
メンズっぽいゴツめのデザインの物か
ゴスロリ系のチープなものしかなく
イメージに近いものといえば海外の
ヒストリカルkスチューマー御用達ブランドの
復刻靴ブランドのamerican duchess
くらいでした。

ちなみにこのブランドさんは靴にとどまらず
ヒストリカルコスチュームの
Youtubeチャンネルをやったり
関連本もだしていたりします。
私も1冊もってますが、
18世紀のヘアスタイルやメイク方法等
ガチな内容でとても面白いです。
今度機会があればご紹介したいと思います。


さて、本題のビクトリアンファッションに戻ります。
いざ当時の足元について調べ始めてみると
ブーツ単品の写真やイラストはあっても
ボタンブーツを履いている
成人女性の写真やイラストの資料が
なかなかみつからない。
なぜなら当時の女性はロングスカートで
足元を隠していたので当然ですね。

ですが20世紀末、
女性が自転車に乗り始めると
そのサイクリストの間でdevided skirt
(いはゆるキュロットスカート)
ブルーマー(ニッカポッカ)のような
ファッションが流行りはじめ
足元の様子が見え始めてきます。

イラストや当時の写真を見る限り
編み上げブーツが多いように見えますが、
時々ん?これはボタンブーツ?
というものもちらほらみられます。









ただ当時はブーツカバーもよく
着用されていたようなので
ブーツかどうかは
正確にわかりませんけれど・・・





(参考)






ちなみに当時のサイクリストファッション
とってもお洒落なんですよね。
Yukaさんとも当時のこの
ファッションを参考にした
服作りも趣味で進めています。
ツイードランのイベントが
今でも開催されてたら
ガチなビクトリアンな
サイクリストファッションで
参加してみたかったなあ・・・


つづく。